全国ペンション協議会
updated 2010.02.01

ペンションって?

ペンションは、家族で経営し家族ぐるみでお客様をもてなす、ヨーロッパで生まれた小さなホテルです。

Pensionとは年金

ペンション=Pensionとは年金を意味し、退職後に年金生活をする夫婦が、自宅の空き部屋を利用して旅行者を廉価で泊める宿泊施設を運営したのがその語源となっています。
のちに経営者が年金生活するかどうかにかかわらず、一般のホテルより低価格で泊まれる小規模な宿泊施設を指すようになりました。
ヨーロッパの都市を中心に発展した都市型のペンションは400年の歴史があり、その後リゾート地に広がったペンションでも100年以上の古い歴史があります。

日本ではリゾート型のペンションが原型になっていますが、歴史はヨーロッパに比べると浅く、まだ30年ほど。
経営スタイルはヨーロッパと同じように家族経営で、リゾート地の豊かな自然を背景に、低廉で清潔、親しみやすさを特徴とした宿泊施設として緩やかに発展してきました。

快適、且つ安全

日本のペンションは客室数10室前後、定員は15名から30名というのが平均的であり、従業員を置かないことや、大規模な温泉設備や遊戯施設などを設けないことから、リゾート地にありながら旅館やホテルに比べてリーズナブルな料金で利用できるのが魅力です。
規模が旅館やホテルに比べて小さい分、館内の隅々に経営者の目が届くので、一年を通して快適な空間を提供できるのが特徴です。
経営者はお客様の滞在中、常に館内にいるのでお客様の要望や苦情に速やかに対応できるのも特徴といえます。
また、チェックインの際は経営者がお客様と挨拶を交わすため、予約のお客様以外の不審者の侵入を防ぐことができ、セキュリティの面からも安心です。

家族的なおもてなし

食事は経営者の手の届く範囲で召し上がっていただくため、ダイニングルームを利用するのが一般的なスタイルです。
旅の大切な要素である料理は嗜好の多様化に応え、洋風、和風、イタリアン、フレンチ、中華といったように幅広く、経営者自ら工夫を凝らし手料理に取り組みます。
また、量は多からず少なからず、ほどよい満腹感が得られる分量を基本としています。

客層は旅館やホテルと同じように幅広く対応していますが、規模が小さいという特徴を活かし、最近では特定の客層に特化したペンションが増えているので、他のお客様のことを気にすることなく、安心して利用することができます。
お子さんの夜泣きを心配する若いご夫婦や、静かに過ごすのを希望する熟年のご夫婦、ペットと一緒に泊まりたいといったニーズもほとんど叶います。
身体の不自由な方に配慮して、車椅子のままで客室に入れたり、通路に手すりを備えたペンションも少なくありません。

お風呂は男女別を基本として設計されていますが、多くのペンションでは家族風呂としていることから、小さなお子さんを連れたご家族や普段一緒に利用するご夫婦に喜ばれています。

個性に合せて

この他にもペンションならではの特徴はたくさんありますが、家庭的な雰囲気や経営者の丁寧な対応、リゾート地にありながらリーズナブルな料金で利用できるといった特徴に魅力を感じて、同じペンションを何度も利用するお客様が増えています。
しかしながら、日本における歴史の浅さや旅行会社との付き合いがないこと、宣伝の少なさなどの理由から、まだご存じない方がいるのも事実です。
このホームページが目に留まりましたら、是非一度、全国ペンション協議会加盟のペンションをご利用になり、ペンションの良さをご自身でお確かめいただければありがたいと思います。

上に記載した説明は当協議会に加盟しているごく一般的なペンションのイメージです。
すべてのペンションに当てはまる説明ではありませんのでご注意ください。




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